オフィスデザインの難しさ
オフィスというのは自宅と異なって使い勝手が悪いからといって簡単に模様替えを繰り返すことが難しいものです。
コンセントやOA機器の配線を移動させることも難しいですし、業務をしながら席の配置を変えたり机や機器の数を調整するのも難しいです。
そのため、開業や移転して業務を開始する日には完璧に近い皆が行動しやすいレイアウトを作り上げておくことが望ましいです。
しかし、実際には仕事を始めて気づくことも多くあります。
実際に稼働してから初めて気づく不具合も多いものです。
そこで、あえてオフィスレイアウトの成功例ではなく失敗例を見ることで起こりうる失敗を想定してレイアウトを組むことで業務効率の高いレイアウトを作ることができます。
よくあるオフィスレイアウトの失敗例
オフィスレイアウトで最も多い失敗がコストをかけなかったために起こる失敗です。
中古品を多用したために見た目が薄汚い印象になってしまったり、全て職員の手で内装をレイアウトしたためにコンセプトがはっきりしない微妙なものになってしまったりすることはとても多くあります。
やはり空間知識のない人がレイアウトを考えて構成をしたり内装をするとうまくいかないことも多いですし、後から修正をかければ逆に費用がかかってしまうことも多いです。
そこで、自信がなければデザイナーや建築事務所に相談をして適切なレイアウトや内装のアドバイスをもらうのが有効です。
アイデアをもらい、その中で経費と相談して可能な限りを業者に依頼して自分たちでできるところは自分たちで実践して経費を浮かせる方が効率よく素敵なオフィスレイアウトを作ることができます。
家具のトラブル
自分たちでレイアウトをすると、家具がオフィス内に入りきれないということがあります。
多くの人がなんどもシミュレーションをして部屋の広さにあったレイアウトや家具の配置を考えるものです。
しかし、実際に入れて見ると通路の広さを考えておらず、通行が不便であったり思っていた通りに家具を入れることができないことも多いのです。
また、素人がレイアウトをしてよく行うミスが機具や家具がエレベーターに入れなかったりドアが通れなかったりしてオフィス内まで運べないというケースです。
同様にオフィスの中に入れることができてもドアの開閉ができないということもあります。
家具を選ぶ際にはレイアウトとして並べられるだけでなく、ドアの開閉やエレベーターへの乗車についても検討する必要があるのです。
動線を考える
仕事をするにあたって使い勝手が悪いオフィスというのはストレスも溜まりますし仕事の効率も下がります。
そこで、全ての人にとって使いやすいオフィスのレイアウトを作ることが重要です。
コピー機やプリンター、収納棚というのは使う頻度が高いため、いちいち人に断りを入れなければいけなかったりものを避けて使用しなければならない状態にならないよう、スペースを十分に確保したり、周辺に余計な荷物を置かなくて良いようにすることが重要です。
動きやすいオフィスは仕事もしやすく生産性が上がりますし、何よりストレスが少ないのでオフィスの空気が良くなります。