花想容

和が好きな人にはたまらないカフェ、花想容

最近では昔ながらの日本らしい食べ物や日本文化に興味関心を持っている人が増えています。
戦後一気に進んだ欧風化ですが、その当時はトレンドに乗ることが美学とされており、多くの人が日本らしさよりも外国らしさを追い求めてきました。
高度経済成長期が終わり、日本が安定した状況に入ってきたことで、オリジナリティを求める人が増えてきました。

そのような流れで温故知新の考え方もあり、昔ながらの日本文化に興味を持つ人が増えてきたのです。
今まである洋風化した文化と昔ながらの和の文化が融合したものはセンスが必要であり、そのような美しいものにあこがれるという人もとても多くいます。

そのような人が日本らしさを感じられるカフェとして訪れるのが花想容です。
ここでは花想容がどのようなお店なのか、楽しみ方を紹介していきます。

花想容とは

花想容(かそうよう)とは、もともとは着物屋さんだったお店が振るまっていたお菓子屋お茶が好評ということではじめたカフェです。
カフェの営業は2006年からと新しいのですが、連日多くのお客様が足を運んでいます。

お店は目白駅から8分ほど、閑静な住宅街にある古民家であり、大正時代に建てられたものです。
古き良き対象建築の美しさを楽しめる空間で落ち着いた雰囲気でいるだけでも癒されます。

もともと着物屋として操業しており、今でも着物の販売がされています。
しかし、着物店の営業日とカフェの営業日は分かれており、訪れる際には注意が必要です。

お店は建物内が美しいのはもちろんですが、中庭も趣深い空間です。
季節によって植物の姿が変わるのも楽しめますし、自然が豊富な空間ということだけでも癒されます。

庭には水琴窟というものがあり、石に水をかけて音を楽しむものです。
今となっては珍しいものですがとても風流なものでぜひ体験してみましょう。

カフェメニューも豊富で楽しめる

お店ではお店の雰囲気に合った和のメニューが楽しめます。
季節に沿った和菓子は抹茶とセットでいただくことができます。

お店の空間が格調高いため、スイーツ類もとても値が張るように思われますがそのようなことはありません。
食べ物も飲み物も500円前後とリーズナブルでぜひ楽しみたいものです。

和のスイーツが苦手という人は、お店にはいきたいけれども食べられるものがないと不安になるかもしれません。
しかし、お店のメニューの中にはコーヒーやジャスミンティーなどのドリンクもあるので和のスイーツが苦手という人でも楽しめます。
また、店内では展示されている着物を眺めながらお茶を楽しむことができ、そのような空間は日本でも珍しいものとなっています。