ネイルサロンを独立開業する
日本ではネイルサロンは1990年台中盤から流行を見せて2010年以降には完全に定着を見せようとしています。
今現在店舗数が20000店舗、市場規模は2000億円規模となり、まだまだ大きくなる様子を見せています。
これからまだまだ新規オープンしようとしている店舗もありますし、独立開業しようと考えているネイリストも多くいます。
ネイルサロンは少ないスペースでも営業ができることが特徴です。
最近では隠れ家サロン的な存在として、マンションの一室でネイルサロンを運営している人も多くいます。
ネイルサロンというのは美しくなるために通う場所であり、ただ爪の施術を行うだけでなく施術を受けることにより気持ちの面でも効果があります。
手先が綺麗になると女性は仕草が女性らしくなったり、それだけで気持ちが明るくなるものです。
このような施術を受けることで、気持ちが前向きになれたり明るくなって仕事や家事に頑張れるようになるのです。
癒しの場所という位置付けでもあるために、ネイルサロンそれぞれのコンセプトに合った内装にしておくことが重要です。
リラックスして施術が受けられるネイルサロンだとリピート率も上がり利益を出せるサロンを作ることができるのです。
内装費用の抑え方
ネイルサロンの内装が重要と聞けば、プロに依頼して様々なデザイン案をもらってそれを実現した内装にしようと考える人もいます。
しかし、そのような内装というのは費用がかかるものであり、開業資金の中でやりくりをするにはしっかりと考える必要があります。
多くの場合、営業用の物件というのは借りる段階ではスケルトンと呼ばれる壁もコンクリートや鉄骨がむき出しの状態からスタートします。
そうすると、壁紙を貼ったり天井を覆ったりという工事をするだけでもある程度のお金が発生してしまい、内装費用というのは思っているよりもかかるものなのです。
そこで、おしゃれな空間にするための演出というのは少しでも少ない費用で行えるようにあれこれと考える必要があります。
まずはデザイナーに予算を伝えてその予算の範囲内でどこまでできるのかを聞くことから始めます。
そして、不足があるようならばどこの予算を削って新しい工事の費用を捻出するのかを考えながら内装を決めていけば予算の範囲内で理想のネイルサロンを作ることができるようになります。
居抜き物件を検討する
居抜き物件というのは前のテナントの空調や照明といった機器をそのまま残した物件です。
スケルトン物件に比べてあらかじめ出来上がっている部分があるおかげで内装費用を抑えることができたり工事期間を短くできたりするのが特徴です。
しかし、入居の際には空調や照明がいつのものであるのかや保証書の有無といったことも確認しておく必要があります。
開業後すぐに故障すれば自己負担で修理することになるので場合によっては割高になるためです。
また、前のテナントが立退く理由によっては自分の店が流行らなくなる可能性もあるので、しっかりと退去理由を確認しておくことも重要です。