クリニックの内装工事
クリニックを開業するとなると、少しでも安心して患者が通えるように内装工事にはこだわる必要があります。
やはり、汚くて補修が必要なクリニックには安全面での不安があるために通院を悩むものです。
また、クリニックというのは医療機器を取り扱う場所であるために、照明や電気配線には特に気を使うべきです。
そこで気になってくるのが内装工事の費用です。
費用を抑え過ぎれば安全面での不安がありますから、上手に節約するポイントを見つけて内装工事を行なっていくことが重要です。
軽量鉄骨下地工事
内装工事の基礎となる部分お工事として、間仕切りの壁や天井を設置する工事が軽量鉄骨下地工事です。
軽量鉄骨というのは壁材を支える骨組みのことで、外からは見えない部分です。
一般的にこの工法を用いていることが多く、リーズナブルでありながら丈夫で地球環境にも良いとされている工法です。
軽量鉄骨下地工事では軽量鉄鋼違いにも石膏ボードと呼ばれる壁の材料も用いられています。
石膏ボードは下地用と仕上げようとの二重構造になっていて防火区画部分はさらに厚い壁を設ける必要があります。
この軽量鉄骨の下地が完成しても、そのままでは下地の鉄骨がむき出しの壁のままになります。
そこで、次に内装の仕上げ工事をして天井や壁、床を仕上げていきます。
ビニールクロスか下地、タイルカーペットを場所によって使い分けることが多いですが、それぞれ価格に差があるので、予算に合ったものを選ぶのが一般的です。
ここで、場所によって上手に内装を変えることでコストを節約することができます。
ガラス・パーティーション工事
軽量鉄骨下地工事が終わった空間の中には、少し目隠しが必要な場所や区画を仕切りたい場所があります。
そのような時には壁をつけるのではなくガラスやパーティーションをつけることで軽く区切るということをします。
クリニックの場合には、診察スペースや注射のスペース、簡単な処置スペースといった場所を区分けする必要があることも多いので、このような工事はよく行われます。
しかし、ガラスは特にこの工事でコストがかかるのであまり多用すると費用がかさみますし、室内に圧迫感が生まれるので必要箇所を絞っておくことが重要です。
電気工事
医療機関では電気の使用はとても重要なことです。
かなり費用もかかりますが、医療機器は電気を使用するものが多いので、しっかりと準備を行いたいものです。
待合室や受付は患者さんの不安を取り除くために明るめの照明を配置する必要がありますし、診察室も処置内容によっては明るい必要があります。
また、最近では電子カルテを導入しているクリニックが多いのでLAN配線についても事前にしっかりと業者に配管をしてもらう必要があります。