ユニークなオフィスのほぼ日

自由な発想を大事にするほぼ日

ほぼ日は有名なコピーライター糸井重里さんが代表を務めていることで有名な企業で、2017年3月に東証ジャスダック上場ということで話題にもなりました。
この企業が手掛けているのはウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」や看板商品「ほぼ日手帳」、犬や猫の写真を投稿するアプリ「ドコノコ」等です。

自由な発想を大事にするということでも有名な企業で、オフィスは神宮球場、秩父宮ラクビー場の近くで銀座線の外苑前から歩いて行けるロケーションの良い場所になります。
STADIUM PLACE AOYAMAというビルの9階と10階ですから、神宮球場や秩父宮ラクビー場を見渡せるのです。

ゴリラがお出迎え

入り口付近には「ほぼ日刊イトイ新聞」の看板があり、そのまま入っていくと大きなゴリラがお出迎えしてくれます。
目力の凄い大きなゴリラ人形は2012年のうるう年の「全員でサボる日」に千葉の動物園でゴリラと会話したのを記念に買ったものだそうです。

待合室には、ほぼ日の商品がずらっと並び、糸井さんの人形もあります。
待合室を抜けると、ひな壇が設置されている「ひな壇前」で社員同士の打ち合わせ、雑談が自由にできるスペースです。
朝のミーティングが週2回、ここで行われています。

パンやと書かれた会議室とくじ引きで席替えする執務室

パンやと書かれたオープンな会議室の壁には「魔女の宅急便」の絵が飾ってあります。
それは、糸井さんがこの作品のキャッチコピーを考えたことに絡め、主人公がパンやで働いていたことに因んでのことでしょう。

窓が多いフリースペースも伴う執務室では4ヶ月に一度、くじ引きで席替えするそうです。
学校みたいで面白いのですが、これには社会人としての理由があります。
それは社印同士がコミュニケーションをとることで、お互いの仕事に対しての共感を得られるからだそうです。
そうなれば、仕事がやりやすくなるのでしょう。

高級感のある和室と会議室

色々なところにあるミーティングスペースを通り、階段を上ると「圓(えん)」という料亭風の和室の会議室があります。
商談等に使う特別な部屋に思われそうですが、社員が子供を連れてきた時に遊ばせる等して使っている気軽に使える部屋だそうです。

他にも飾ってある絵の名前の付いた会議室があるのがこの階です。
その一つは「アニー・ホール」という映画名の付いた会議室でやはり、絵が飾ってあります。

キッチンスペースとガーリックとブイヨン

次にキッチンですが、こちらの会社は週1回、給食があり、それをここで作っているそうです。
その近くには給食を食べたり、人を呼ぶイベントを行ったりするホールがあります。
ホールの前は商品撮影の部屋です。

ガーリックは会議室の名前で、ブイヨンは糸井さん専用の部屋兼会議室になります。
ブイヨンというのは糸井さんの愛犬の名前だそうです。

さすが、自由な発想を大事にするほぼ日さんのオフィスと言える部屋が沢山ありました。
社員が毎日、生き生きと仕事できるような明るい開放的なオフィスです。