カフェ内装の難しさ
カフェというのはどれだけ美味しいコーヒーやケーキがあったとしても必ず人気が出るとは限りません。
立ち寄る客層というのは若い女性が多いため、どうしても古い昔ながらの喫茶店よりも、今時なおしゃれなコーヒーショップの方が人気が出てしまうのです。
せっかくハンドドリップで淹れていたり、コーヒー豆を自家焙煎でこだわっていたりしても、その良さがなかなか伝わらないものなのです。
カフェを利用する多くのお客さんというのは、コーヒーの味だけでなくそのお店の雰囲気も楽しみます。
そこで、内装というのは居心地の良さを決める重大な要素であり、利益の出るお店にするためにはこだわりを持って決めていきたいものなのです。
内装の失敗例
カフェの内装をどのようなものにすれば良いかを迷った時には、失敗事例を知ることも重要です。
成功事例ばかりを聞くとそれを真似することにばかり気がむいてしまい自分のお店のオリジナリティを失ってしまうこともあるためです。
また、失敗を知ることで自分自身の行動も見返す良いきっかけとなります。
カフェの内装で最も多い失敗は予算を大幅にオーバーするということです。
内装を決めていく作業というのはとても楽しいものです。
自分のイメージしているものがどんどんと形になっていくので楽しくなり、思わずあれもこれもと当初の予定よりも追加しがちです。
全体の予算とその中で内装にかけることができる費用をあらかじめ決めておき、まずはその費用がどの程度であるのかをデザイナーに伝え、予算の範囲でできるものがどのようなものであるのかを確認することから始めることが重要です。
そして、その予算でできるもので不足するものがあれば追加をし、その分どこの費用を削るのかということを考えながらデザインを決めていくことで予算の範囲内で理想的な内装にしていくことができます。
先に予算を伝えておかないとデザイナーは費用を予算を大幅に上回るようなデザインを作成します。
それを見てしまえば魅力的であり、見積もりから項目を削除することが勿体無い気持ちになっていきます。
そうすると削らずそのままにしたい気持ちも出てきてしまい予算が大幅に狂う原因となりますから、事前にまずは予算の範囲内でできる内装を見てから必要に応じて追加をしていくようにするのが予算も内装も理想的な仕上がりにすることができます。