カフェの内装で来客数が決まる

カフェの内装デザインというのは、店舗の経営に大きく影響します。
多くの顧客というのはただ飲み物を飲みに来るのではなく、カフェの空間で過ごすことにも目的を持っています。
そのため、居心地がよくゆったりとすることができる空間を作ることで顧客獲得に大きく影響するのです。

しかし、カフェのインテリアや内装デザインをどのようなものにするかと考えた時、有名なコーヒーショップのような内装しか思い浮かばない人が多いものです。
なかなかこのようなカフェのインテリアを専門に学べる機会もないですし、どのようなデザインが人落ち着かせるかというような知識を身につけられる場面もなかなかありません。
そこで、新規開業するにあたって、まずはカフェの内装デザインについての知識をしっかり情報収集することが重要です。

カフェの内装にこだわる理由

カフェというのは客層が20代から30代の女性が一般的です。
この世代というのは、コーヒーの味以上に見た目や雰囲気を重要視します。
味と周囲の環境を持ってコーヒーの味を決めるのです。

そこで、メニューの充実も大事なのですが、コーヒーを楽しめる雰囲気づくりも重要なのです。
内装にこだわらずファーストフードのような気軽に入って硬い椅子に座って過ごすような環境というのはあまり好まれず集客に繋がらなくなってしまいます。

カフェ内装の種類

カフェの内装を決めるにあたってはしっかりとその店舗イメージを作ることが重要です。
ブランドイメージをどのようなものにするのか、そしてそのイメージをどのようにして表現するのかを決めていくことでデザインの方向性が決まっていきます。
>>カフェ内装デザインについて新規開業経営者が知らないと損する６つの項目について | 内装工事、店舗デザイン見積り比較、業者探しの内装総合ポータルサイト ARCHICLOUD アーキクラウド

もっともスタンダードなタイプが自然派なタイプです。
全体的に木を多く用いており、フローリングや壁や造作にも木を使っていることが多くあります。
また、室内にも観葉植物を置いて緑の溢れる空間を作ったり、窓から見える景色が緑になるよう外にもしっかりと植栽を飢えていることが多いです。

無駄がないシンプルなカフェのタイプにミニマル系があります。
ミニマル、という名前の通り無駄がない真っ白で簡素な壁やシンプルな内装が目立つのです。
シンプルであるからこそディテールにこだわる必要があり、工事費用は意外と高めになる傾向があります。

最近増えているのがスケルトン系のカフェです。
店舗を借りる際のスケルトンの状態を生かしており、コンクリートをむき出しにしたままにしたり、天井を露出させたりすることであえておしゃれを演出しています。
見た目上清潔感を出すことが難しいですが、そのままの状態を生かすことで内装工事費用は抑えやすくなっています。

都心から離れていたり田舎な地域であったりということを逆に強みにしているのが古民家等を利用して作る隠れ家系カフェです。
そのお店しかない味を出すことができますから、古い建物であっても意外と好まれることが多いです。
古民家カフェが有名であるために地方でしかできないと思われがちですが、最近では都心でも雑居ビルを改築して経営しているところもあります。

デザインを決めるポイント

デザインの方向性をどのようなものに決めるのかはお店のコンセプトが重要です。
コーヒーだけでなく食べ物もこだわるならばしっかりと落ち着いて食事のできるスペースが必要ですし、バータイムも営業するならば昼と夜で印象を変える演出が必要となります。

コンセプトが決まれば、そのようなタイプのお店に足を運び、自分のお店に採用したいものがどういうものかイメージをまとめていきます。
内装業者に伝えるために店舗の写真を見せたり、場合によっては一緒に足を運んで具体的にどのようなところを見本にしたいのかということを伝えていくことがイメージ通りの店舗を作るコツです。